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「敵を知り己をしれば百戦危うからず」現役人事担当者から聞いたアドバイス(面接編)

面接を受けている人たち

書類選考は通過するのにいつも面接に落ちてしまうあなた。前回に引き続き、現役人事担当者様に面接についてのアドバイスをいただきました。転職活動の一助になれば幸いです。

 

前回はこちらをご覧ください。

 

「敵を知り己をしれば百戦危うからず」現役人事担当者から聞いた選考時のアドバイス(基礎知識編)

 

今日のテーマは「レベル別面接トーク集」です。

 

レベル1企業の面接で大事なのは?

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まずは前回同様図1をご覧ください。レベル1企業の選考で大事なポイントは「身だしなみ」「一般常識」「礼儀礼節」「言葉使い」「職務適正」「年齢」等です。極論ですが、ここさえアピールできればというのはOKです。すこし分かり辛い項目は「職務適正」でしょうか?職務適正とは例えば…

 

「車を使う営業職」であれば
車の運転技術や視力がないとそもそも採用されません。

 

「パソコンを日常的に使う業務」では
パソコンのスキル・知識がないと採用されません。

 

企業側からすると職務適正は必ず面接時に確認しますので、事前に解答を準備してください。

 

「車の運転は得意です」
「パソコンはエクセル・ワード・パワーポイントなら5年間扱っていました」

 

上記のようなアピールで十分です。自信をもって発言してください。よく謙遜して

 

「運転はうまいわけではありませんが、一応大丈夫です。」
「パソコンは難しいエクセルは出来ませんが、扱えます」

 

などという方がいますが、面接官を不安にさせるだけで逆効果です(職務適正なしと判断される場合があります)。

 

レベル2企業の面接は??

前回でも述べたとおり、レベル2の企業になるとレベル1のポイントを満たし、且つ「辞めない人材」の採用を目指します。復習になりますが「辞めない人材」=「企業特有のストレスに耐性がある人材」です。人事がどうやって「ストレス耐性の有無」を判断しているかというと「応募者からの質問の内容」で判断します。例えば

 

・残業の有無を聞く⇒残業に対するストレス耐性なしと判断
・休日出勤の有無を聞く⇒休日出勤に対するストレス耐性なしと判断
・飛込み営業はいつまでやりますか? ⇒飛込み営業に対するストレス耐性なしと判断

 

実は求職者の多くは「やりたくないことを質問してきます」 あなたも思い当たる節はありませんか?したがってこれらの質問をする人は「その項目に対するストレス耐性」がないと判断します。ではいったいあなたはどうすればいいのでしょうか?

 

<ケーススタディ>
私は今でこそ人事ですが、過去に不動産企業に勤務していましたが、お客様のご都合次第では「時間外の勤務」や「休日出勤」が日常的にありました。また飛込み営業も業務の一環としてありました。このような企業では「残業」や「休日出勤」「飛込み営業」に対する「ストレス耐性」がない方は不採用になります。

 

【1】面接官 「何か質問はありますか?」
×「御社では定時に退社することは可能ですか?」
◎「私は早く先輩社員に追いつきたいと思っているのですが、御社では朝は何時から出社してもよいのでしょうか?」

【2】面接官 「何か質問はありますか?」
×「飛込み営業は入社してから何か月間やりますか?」
◎「御社の飛込み営業での月間の記録は何件ですか?是非一位を目指したいです」

 

どうでしょう?上記2つの解答例。「◎」と記載したのは模範回答です。極端に優等生を表現しましたので、文章だと胡散臭く感じるかもしれませんが、実際は皆さんの言い方にお任せします。いずれにせよこれは営業や残業に対する「ストレス耐性有」と判断。さらに高いモチベーションも感じます。キーポイントは「ストレス耐性有」と「ポジティブ」を面接官に「連想」させる事です。

いかがでしたか? たったこれだけのことですが、「質問の仕方・内容」で合否に大きな影響があるのです。
※ネガティブに取られがちな質問は「内定後」に聞きましょう。内定後ならいくら聞いても「不合格」になりません。あまりに自分の理想と違う会社であれば「入社辞退」を選択すれば良いのです。
※「入社する」or「入社辞退する」の選択ができる人は「内定者のみ」です。選考中のあなたにはありません。

 

それでは、レベル3の面接はどうでしょう?

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最後のテーマは「レベル3の面接トーク集」です。まずは図4をご覧ください。
前回の復習ですが、レベル3の選考ポイントは、「過去の実績」「学歴・職歴・資格」です。例えば…

 

・B to Cの営業経験が3年以上
・メーカーの管理職経験者

 

などです。しかしここで押さえておきたいポイントですが、この時「メーカーの管理職経験者」であったとしても、自身が選考ポイントのレベル1もしくはレベル2を満たしていない場合は不合格になります。つまりレベル3企業に合格するにはレベル1とレベル2が絶対条件なのです今回はレベル1と2は「満たしている」という前提で話を進めていきます。

 

レベル3企業の募集要項には予め「営業経験3年以上」とか「○○メーカーでの管理職3年以上経験者」などの項目が記載されています。したがって面接に呼ばれる方は「書類選考上」は条件を満たしている可能性がある方です。
※満たしていないと判断された方は書類選考で不合格になっています。

 

では我々面接官はいかにして「合否」を決めるのでしょう?それはプレゼンの質です。もう少し具体的にいうとキーワードは【利益もしくは業務、組織等改善】のアピールの質です。

 

なぜならレベル3以上の企業になってくると求められているのは「即戦力」です。企業にとって即戦力の定義とは入社後にすぐに「業務上の問題を改善」できるかどうか?です。方法としては「売上アップ」「コスト削減」「値上げ」「業務改善」「チームマネジメント」などの経験のアピールです。

※売上アップとは例えば従来月間10個販売していたものを15個販売すること(同価格が前提)
※コスト削減とは「光熱費削減」「人件費削減」「仕入原価削減」などです
※値上げとは例えばホテル業界が繁忙期に値上げすることによって「利益改善」をしたり、ブランド力を高めて定価を上げることをいいます。
※業務改善とは古い体質の業務フローを効率化して、労務時間やコスト削減をするなどの実績です。
※チームマネジメントとは、自身だけでなくチームの業績や業務効率を改善向上した実績です。
つまりレベル3の面接ポイントはいかに前職にて実績を持っているかアピールできるかどうかにかかっています。

 

<ケーススタディ>
■自己アピールの悪い例
【1】前職の広告代理店では常に心のこもった営業を心がけ、クライアントの立場になって常に提案し、結果、同期で常に売上が上位でした。
【2】○○メーカーの管理職として新規プロジェクトを行い、新事業の立ち上げを経験しました。また部下の育成に力をいれ、定着率の向上に努めました。

 

■模範解答
【1】前職の広告代理店では「利益改善」のために2つのことを心がけていました。
1つ目はクライアントの立場になるために現場業務を体験させていただくことを心がけました。
2つ目はスムーズな業務進行のためにクライアントにブリーフィング資料の作成のメリットを説き、実行していただきました。結果として他の社内の人間よりスピーディにプロジェクトの進行が可能になり「全社平均 一人当たり月150万の粗利」のところを私は「月平均250万の粗利」を達成しました。

【2】3年前より○○メーカーの管理職になりましたが、従来年7,000万円の売上を9,000万円に粗利額を3,000万円から4,500万円に改善しました。具体的な方法として、まずECの新規事業を立ち上げ、1年で売上を20%アップさせました。また従来は広告費が年間約1,000万円でしたが、自社サイトの運用を内製化し、年間約500万円に削減しました。また部下の育成に力をいれ、年間離職率30%を0%に改善しました。結果的に従来年7,000万円の売上を9,000万円に粗利額を3,000万円から4,500万円に改善しました。

 

かなり優秀な方をイメージしましたが、いかがでしたか?
【2】は「具体的な数字」を使ってどのように「利益改善」をしたのかをアピールしていますね。【1】は具体的な数字がないため、面接官としては「で・・・いくら儲かったの?」と聞きたくなってしまいますし、数字を意識して働いてこなかったのかな?と心配になってしまいます。面接官はあなたを採用したらどんな活躍を具体的にしてくれるのか?それが再現性が高いのかが知りたいのです。
※レベル3では「心のこもった営業」とか「一生懸命やりました」のような表現「所謂 自己評価」はあまり意味をなしません。「いくら利益改善をしたのか?」が一番のポイントです。アピールの組立としては

 

 

【1】私は「利益改善のために○○を実行してきました」
【2】具体的な方法としては○○や○○です。
【3】結果○○円の利益改善を行いました。

 

上記のようなアピールがレベル3では必要です。これまでできていましたか?今一度、自分のアピール内容を見直してみましょう。皆さんの転職活動が成功することを祈っております。きっと良い会社が見つかるはずです。


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