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【働きヒト vol.2】「100年後の子供達の健康をまもる」健康に対する真の情報を提供する集団『SKIP』を取材してきました。

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自分に合った会社、自分に向いている仕事…そんな悩みを抱えている方は多いと思います。転職で環境を変化させるのもひとつの手ですが、世の中には会社に所属することを超え、個人としての活動を通して、世の中に情報を発信し続けるエッジの効いた方が数多くいらっしゃいます。そんな社会人の先輩の考え方や活動内容をインタビューするシリーズ【働きヒト】

第二回目は健康をテーマに勉強会を開催している「SKIP」の主宰の中島 隆文さん、山井 太成さん にお話を伺ってきました。

お二人は共に東京理科大学ご出身なんですよね(優秀!)。普段はどのようなお仕事をしているか教えていただいても良いですか?

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中島さん(以降、中):CROという業態があるのですが、そこで薬の臨床モニターというお仕事をさせていただいています。既に世に出ている薬を用いた治療のモニタリングを行っています。簡単に言うと現在行われている治療の効果や患者さんの予後を研究する為のデータを集めるお仕事です。

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山井さん(以降、山):はい。私も薬の臨床開発をしているのですが、中島と違って、まだ世に出ていない薬の有効性や安全性を事前に調べるモニターをしています。

そんな中島さん、山井さんがSKIPを作ろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

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中:はい。大元は僕達の薬学部学生時代の話になります。就職活動を目前にして学生とOBが交流できる場があればいいなと思っていたところに、OB同士の交流会を得意としている大先輩との出会いがありまして、そこで相談をしてみたんです。結論として「OBと学生の飲み会をやってみようか」となったのがスタートです。当時の名前は「製薬懇親会」。ただ、会を重ねて来るうちに幹事をしていた大先輩が忙しくなってしまってそれを自然と受け継ぐ形になったんです。現在のSKIPの活動内容とはかなり違いましたが、これを変えたのも人との出会いです。就職活動と懇親会を併行して行う中で、会に出ていただいた先輩の中に高血圧など様々な生活習慣病は日々の生活を変えるだけで治るという理論をお持ちの方がいらっしゃいまして、その先輩の話が1個1個面白くてのめり込んだんです。お聞きした療法を知り合いなどにレクチャーしてみると、不思議なことに本当に皆さんが健康を取り戻していくんですね。自分自身も日々のコンディションがすごくあがってくるんです。「これはすごい」と思いました。僕たちも大学で人の健康を守りたいという気持ちが強くて薬の勉強をしてきたのですが、薬には副作用もありますし、決して全ての病気に対する解ではないんです。そこで僕たちが感動したこのような情報を伝える場を作りたいと思ううちに製薬懇親会がいつの間にか、今のSKIPになっていったんです。私達以外に関田、塩川という2名も運営メンバーにいますよ。

薬学部にいた身として薬を使わない健康法ってカルチャーショックだったんじゃないですか?

山:いや、そうでも無いですよ。僕が薬学部を目指した理由って子供の頃の経験にあります。僕はぜんそく持ちだったんですよね。当時お医者さんに言われたのが、「これは治らない病気。一生うまくつきあっていくしか無い」だったんです。これを言われた時に「これだけ発展した日本にあって、治せない病気があるなんて」という思いと同時に、それなら一つの薬を作って目の前の一人だけでなくもっと多くの人を治せるのかもしれないという思いも芽生えたんです。ここから大学に行き勉強を続けたんですが、薬というもののほとんどがその時の症状を抑えるものが多く、限界があるのもわかりました。じゃあどうすればいいのか?と悩んでいた時にスポっと入ったのが、生活の中でできる民間の療法だったわけです。ショックというより気付きが多かったですよ。

それでは次にSKIPの語源とミッション「100年後の子供達の健康をまもる」について教えていただいていいですか?

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中:これはメンバーと一緒になんども話し合って考えました。まずSKIPの語源ですが、学生と社会人が交流する会が発端ですので、

S:Student&Society(学生と社会人)
K:Kizuna(絆)
I:Interaction(相互作用)
P:Power(解決力)

の頭文字を使いました。学生と社会人との間で絆を形成した時に生まれる相互作用で参加者一人一人が抱える問題を解決していただき、参加するみんながスキップするように自身の人生を発展していけるような会にしたいという思いが込められています。それから「100年後の子供達の健康をまもる」というミッションについてです。今の世の中って本当に便利じゃないですか。僕は元々香川県の田舎町出身なんですが、東京に出てきて、その便利さ、発展具合を見てすごく驚いた記憶があります。今でこそ当たり前のその便利さって、実は僕たちの両親やお爺ちゃんやお婆ちゃんの努力の積み重ねが結晶になっているのだと思います。これは先々自分達の子孫のためにという気持ちがあったからこそ。つまり僕らは先人達からバトンを渡されているのだと考えています。では、僕らも次の世代に残せるものを作ろうじゃないか!その義務があるんだという目線で健康にフォーカスを当てたいと思っていました。じゃあいつまで続けようか?というので区切りがよかったのが100年後。100年って僕らの世代の次の次くらいですよね?自分達の子供だけでなくてその先を見越した行動を起こす事で良い循環が生まれるのではないかと考えています。

転:こんな20代なかなかいないですね。すごいですね。

中:いやいや(笑)。

転:実は私も中学生までぜんそく持ちだったんですよ。今もアトピー体質です。SKIPさんの活動はすごく興味あります。これって現代病なんですか?

中:いろいろ諸説あるんですが、やはり生活習慣が要因なのだと思います。例えば、ぜんそくでもアトピーでも体にある悪いものがたまってたまってバケツからこぼれるようにでてきたものなんですよね。生活習慣を変えるだけで改善はできるはずです。

転:ありがとうございます。カウンセリングお願いしようかな?

中:いつでも歓迎しますよ!

SKIPは通算29回開催。毎回プロ講師をお呼びしての講義とコミュニケーションのスタイルを重視しているようですが、これを続けてこられたのは何故だと思いますか?

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SKIPは2011年1月がスタートで当時僕らは大学4年生でした。かれこれ3年です。本当に続けてこられたのは周りの方々の支えというのが1番です。後、あえて言うなら諦めないことです。今でこそ毎回20名前後の方が参加していただいていますが、開催当時は参加者3名とか。すごい不遇の時代がありました。始める前はやる気に満ちあふれていましたが、出端をくじかれたというか。でもメンバーで都度、何のためにはじめたのか?何でやりたかったんだ?っていうことを何度も話し合いました。結果が今ですね。参加総数は500名をこえました。嬉しい事です。

転:継続力すばらしいですね。今の若い方には必要なことですよね。

ところで健康ってすごく裾野が広いですよね。毎回どのように方向性を決めているのですか?

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そうですね。健康ってかなりふわっとしたテーマですよね。実はWHO(世界保険機関)には健康に対するしっかりとした定義があるんです。それによると健康っていうのは単に病気ではないというだけでなくて、「身体的」「精神的」「社会的」状況が全て満たされていることをさすんです。SKIPはその定義に基づいて毎回「身体的」トピックス、「精神的」トピックス、「社会的」トピックスで開催をしていますよ。

転:講師集めって大変じゃないですか?

中:大切にしているのは、僕たちが何故この会を運営しているのかを説明し共感してもらうことです。知り合いの紹介や自分達から口説きにいったりですが、本当に医療業界は協力的な方々ばかりなんです。本当に感謝感謝です。

毎回共通しているのが、明日から使える健康法のようなテーマですよね。ちなみに転職RPGをご覧いただいている20代が転職活動をする際にできる健康法ってありますか?

中:実は僕は社会人ではじめて入った会社を1年で辞めて今の会社に転職しているんです。理由はさておき、転職活動ってとても大変でした。僕個人の実体験でアドバイスをするなら、先の「身体的」「精神的」「社会的」の要素の中でも「社会的」健康が転職活動の支えになると考えています。何でかって言うと、転職活動って仕事をしながらですし、社内で言えないじゃないですか。同期にも相談しづらいし、1年目で上司にも相談しづらいわけです。曲がりなりにも親のすねをかじって大学まで出させていただいたわけですし、大学同期にも「あいつ大学までは良かったけど、会社選びは失敗したんだ」とか思われたく無い、言われたく無いという気持ちがどこかにずっとありました。怖かったですね。あと、会社を実際出る時も「自分がいなくてもいいんだ」って落ち込んだり。勝手に自分を追い込んで誰にも言えないんですよ。そこを救ってくれたのが実は山井や関田などのSKIPのメンバーだったんです。誰にも言えない悩みを全部聞いてくれたのがみんなでした。こういう仲間や場所を持っているのはかなり違います。

山:実際当時の中島は酷かったですね。一時的とはいえ職を失うわけですから、精神的にも追い込まれていましたね。人ってここまで変わってしまうんだと心配してました。何よりも体調がどんどん悪くなっていってヘルペスが出たり、肌荒れがすごかったり…本当に支えてあげないといけないと思っていました。

中:今はこのとおり健康そのものです(笑)

これからSKIPさんで取り組んでいきたいことを教えてください。

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中:そうですね。今後取り上げていきたいテーマは「100年後の子供達の健康をまもる」がミッションですので、日本古来から続く食品や民間療法で人から人へ伝えられている良いものを取り上げていきたいです。現在は選択の時代、AとBでAのほうが売れればAが残り、Bは無くなってしまう潮流があります。でも本当にそれでいいのかな?と思うんです。100年後の子供達が選べる文化の継承のようなことをしていきたいですね。あと、講義型の会が多いですが、一つのテーマにそった勉強会などのスタイルも行っていくつもりです。企業様とのタイアップ企画も増えてきていて、最近ですと金芽米というお米をSKIPで取り上げた事があります。

最後に20代の同年代の皆さんにメッセージはありますか?

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中:健康以外の話ですが、僕は新卒1年目で転職しました。環境を変えて思った事ですが、本当に好きな事を好きなだけやるべきだと思います。それができるのが20代です。人から聞いた話ですが、僕の今の会社の上司は変わった方で、どんどん転職しなさいって言うんです。ただ、その会社でやりたいことをしっかり目標づけてやるべきで、それをこなしてから次が見えてくるんだということをおっしゃってました。なんとなく会社にいて、周りが辞めるからなんとなく辞めるは良く無いです。自分という人間に目標感をもってひとつひとつこなすことが良いキャリアになるのだと思いますよ。

山:今社会人2年目なんですが、健康診断ってありますよね。20代でも痛風になっている方とか見ていると、心配になります。たかだか健康診断ですが、過信してはいけないです。良いコンディションを保てないと良い仕事はできないと思います。転職活動など、自分に負荷をかける状況であれば尚更。どうか自分の体とも向き合う時間を作る癖をつけてほしいと思います。

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話は尽きないですが、ここで取材はいったん終了。取材後も「私でもできる健康法って何かありますか?」という取材班の個人的質問に3分ストレッチやダイエット、朝一杯のお白湯の話など、いろいろなことを教えてくれたSKIPのお二人。本当に純粋に健康な人を作ることが好きなようで話が尽きませんでした。特にストレッチは動画でお伝えしたいところですが、夢中になりすぎて撮りわすれてしまいましたので静止画で。朝一杯のお白湯は私もこの取材後ずっと続けています。たしかに胃の調子がよくなりましたよ。

この日はこのままSKIPさんの勉強会「SKIP交流会」に参加してみました。場所は神楽坂。テーマは29回目「虫歯の仕組みと今日からできる虫歯予防」です。

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写真は上から共同メンバーの関田さん、塩川さん

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開場しましたが、まわりは20代ばかりでキラキラしています。最長老の取材班は緊張です。最初は八海山の甘酒からスタート。新宿伊勢丹で購入できるそうです。毎回オーガニックな食事を食べられるのもSKIPの特徴。

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ここから自己紹介が始まります。フリートークですが、健康、仕事のことなどで盛り上がります。みなさんコールセンター勤務やヨガインストラクター、海外営業、マーケターなど様々な業界の方がいらっしゃっているようです。

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今回の講師はオーストラリアで口腔学を学ばれたプロ歯科衛生士南條梨沙先生。衛生士としての視点でいかに治療をしないで歯や口腔を健康に保つかという啓蒙活動をされています。講義は「60歳で歯が4本以下だと25万治療費が高い」という興味深いコメントから始まります。

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なぜ虫歯になるの?原因はひとつだけで「酸」。卵の殻に酢をかけると溶けますが、それと同じ仕組み。虫歯菌が直接原因でなく、虫歯菌が砂糖を使って、強酸を生み出しているから。虫歯菌と砂糖を減らすことと、あとは唾液→酸を中和させる機能がある。唾液を沢山作るには噛むことが大切。うーむ。勉強になります。今朝歯を磨き忘れたことは内緒です。

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キシリトールガム市販品は味を整えるために別の甘味料も入ってる。病院などではキシリトールの濃度が高い。本場のフィンランドや北欧では1日5回はキシリトールを噛むようです。みんな真剣に聞き入ります。

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虫歯菌は母子感染。お母さんの口移しで移る。本当の虫歯菌の大元がどこから来たかは不明。虫歯菌は乳歯が生えそろう前。2〜3歳で感染しやすい。ということはそこを乗り越えると…と全て書きたいことですが、続きはSKIPさんのホームページ、ブログでどうぞ。

<終わりに>
今回はCRO業界で働く、中島さんと山井さんをはじめとしたメンバーが率いる健康情報提供集団「SKIP」を取材してきました。健康な状態を保つことは仕事の良いパフォーマンスに繋がるというのは納得できる内容でした。
あなたの健康はいかがですか?悩みを打ち明けられる仲間はいますか?SKIPではテスト的に個人のカウンセリングも実施しているそうです。気になる方は今のうちに相談してみるといいかもしれません。中島さん、山井さん取材協力ありがとうございました。今後は転職RPGのFacebookページでも、SKIP主催のイベントをお知らせしていきますので乞うご期待。

<働きヒト Profile>
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中島隆文(なかじまたかふみ)※写真中央
香川県出身の26歳。東京理科大学大学院卒業後、健康器具メーカー勤務の後、現在のメビックス株式会社に入社。製薬の臨床研究を行うモニターとして活躍中。大学時代にSKIPを主宰としてスタート。

山井太成(やまいたかしげ)※写真左
東京都出身の25歳。東京理科大学大学院卒業後、現在のエイツーヘルスケア株式会社(旧・株式会社アスクレップ)に入社。製薬の臨床開発を行うモニターとして活躍中。大学時代にSKIPを代表としてスタート。
※今回、山井さんは撮影にご協力いただきました。ご協力ありがとうございます。

<SKIP/スキップ>
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2011年から始まった社会人と学生向けの健康をテーマとした情報交換会。
これまでに通算29回開催され、現役の医療業界在籍者が講師として健康をテーマにした情報を提供しています。
自分史上最高のコンディションを手に入れたい方はぜひご参加ください。

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